あなたの未来のために・・・
□学園アリス
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けたたましい目覚ましの音でベッドから飛び起きる。
「うるさっ!!」
目覚ましを止め、耳鳴りがする耳を押さえる。私は低血圧なので中々起きられない。だから目覚ましセットしたのに煩すぎた・・・。
「あー・・薬ー・・」
『年齢が退化する薬』を飲む。一瞬にして視点が低くなった。私がつくる薬は最高でも一日しかもたない。だから朝起きるといつも16歳に戻ってる。
「ふぁ・・眠い」
寝ぼけ眼で準備を済ませる。朝食は自分でつくった薬。いつもならしっかり食べるけど食堂まで行くのが面倒。
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「さてv改めて」
今はホームルーム。まだ寝ぼけてる私は新入生紹介のため、前に立たされています。やっべ・・寝そう・・。
「大方皆の期待を裏切って舞い戻ってきました。佐倉蜜柑正真正銘のアリスです」
「ふぁ・・同じく黒崎せんかっす・・アリスは薬作りとアリス倍返しでーす・・ふぁぁ〜・・・」
(((ねむそー・・・)))
クラスの皆の心が一つになった。
「はーいv彼女せんかちゃんは初等部でただ一人のアリス二つもちでーすv」
「「「えぇぇぇぇぇーーー!!!!」」」
「・・・眠い」
クラスの驚きの声が遠くに聞こえる。眠いよー・・・。まだ終わらないのー?