あなたの未来のために・・・
□学園アリス
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「たりーーまたがきんちょのお守りかよー」
「ねーねー知ってる？初等部の新入り達。ダブルで乃木流架のパートナーと星なしでしかもあの棗のパートナーになったって女の子」
「はあー？ダブルの方の女はいいとして、いっちょ前に女はべらせてんのかよあのガキ。まじむかつくなー」
「その新入りたちの名前なんてーの？」
「えっと・・ダブルのほうが黒崎せんかで、星なしはえーっと・・・リンゴだか桃だか・・・」
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「蜜柑？それが歌之・・じゃなかった・・せんかが母親から守るよう頼まれた子なんだ・・」
「もういろいろ大変だよ・・」
「顔疲れてるな・・・無茶はするなよ」
「してないよー！それよりいいの？高等部は関係ないでしょ？」
「せんかがいるのにどうしてわざわざ授業なんて受けなきゃいけないんだよ。別に授業受けなくてもやってけるしー」
「あんたがプリンシパルなのがすごく不思議」
週に一度の初等部＆中等部合同授業の日。なのに今隣には高等部のクロスがいる。いつものことながら授業をサボっているようだ。
クロスのアリスは二つ。『言霊のアリス』と『金縛りのアリス』で、特力と危力に属している。そしてプリンシパルの一人。これだけ色々やらかしていてクロスがプリンシパルでいられるのはきっとこいつの浮世離れした美貌と学園トップの頭脳があるからなんだろう。あと、人望。