main*鋼
□好きにならなきゃよかった!
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「うるっせぇ!!!」
好きにならなきゃよかった!
「酷いな鋼の。いいじゃないか!」
「うっせぇいってんだろ!」
ったくなんだっていうんだ。人をおちょくるのも大概にしろっ!
…数時間前
「おーいきたぞ!大佐!話したい事ってなに??」
「…」
大佐に電話で呼ばれた。急いできたってのに、さっきから黙ってる大佐。
「もういくか「好きだ鋼の。」ら…??」
「え??」
「ずっと好きだった。付き合ってほしい。」
思ってもいない告白だった。
その…俺は…大佐が好きだったんだけど…恋愛的な意味で!でも…今まで大佐はそんな素振りを見せなかった。なのに好きだなんて。からかってるにきまってる!!!すぐに諦めて「ウソだ。鋼の。ひっかかったか?」なんてふざけたこといってくるにちがいない!
と…思ってたのに…
あれから一ヶ月。会うたび言われている。好きだ。と…
旅も無理矢理止められた。雑用だとかいってほぼ、司令部にかおを出さなきゃならない。=大佐と毎日会う。
さすがに…
…ほんとうなのかな???って思ってしまう。
ただでさえ好きな人から好きだなんていわれたら…誤魔化せれなくなるかもしれない…
「はぁ…大佐なんか好きにならなきゃよかった…」
「ほう。好きなのか。」
「そうなんだよ…好きなんだよ…」
「へぇー」
ん?見覚えのある声…まさか…
「やぁ。鋼の。」ニヤニヤ
「たい…さ…。」
「好きなのか?私が。」ニヤニヤ
おれのあほーッ!!!!
なんで言ったんだよ!!!めっちゃニヤニヤしてんじゃん!
「え…あ…ぅ…」
「私も好きだぞ…鋼の。」
キュンッ
ななななんでっそんな…嬉しそうに笑うんだよ…
「…からかってるわけじゃない。
初めてこんなに好きになった。男だからなんて関係ない。好きだ。…エドワード。」
もう…そんなの…
「…おれ…も…好き…」
認めるしかないじゃんか…
ギュッ
「…ありがとう。」
「ちょっ!ここ司令部!!はやく離せよっ///」
「ん?あぁ。すまない。…じゃあ行こうか。」
いきなり抱き締められるとか…うわ絶対俺かお真っ赤だ…
「どうした?顔が真っ赤だぞ?エドワード?」ニヤニヤ
「〜!!////!やっぱ大佐なんか好きにならなきゃよかった!!!!」