*第三音楽室*

□招かざる客
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そこに立っていたのは、桜蘭のものとは違う制服を着ている一人の男子生徒だった。

ハニー「ん?レイちゃん?」
モリ「・・・どうした?」
『ちょっと・・・隠れてたい気分なんです・・・』

謎の男子生徒から逃げるように澪はモリの後ろに隠れた。

環「澪ならここに・・・ってあれ?」
鏡夜「君、澪に何か用かな?」
双子「「ってかあんた誰?」」
?「俺か?俺は松川莉玖(マツカワ リク)。澪の許婚だ。」

その瞬間鏡夜と澪以外の頭の上には?が浮かんでいた。

環「ま、待ってくれ・・・」
光「君男だよね?」
馨「澪の許婚って」
鏡夜「松川というと松川グループの跡取り、ということかな?」
莉玖「あぁ。君は・・・」
環「ちょっと待てー!!!」
双子「「まだ話し終わってないよ!」
莉玖「なんなんだ。早く澪をだせ!」
『・・・うっせーな・・・・・』
莉玖「おぉ!そこにいたのか!我が妻よ」
『まだそんなこと言ってんのかよ。』

莉玖と澪の会話を聞いてますます頭の上に?を浮かべる環たち。

『しつこい。嫌だっていってるでしょ?』
莉玖「照れるなって!」
『照れてないです。』

そんな二人の会話を見て黒い笑みを浮かべている人物が一人。

馨「鏡夜先輩?」
鏡夜「松川君。悪いんだが澪から離れてくれないか?」

そういうと鏡夜は澪の肩を抱いた。

『鏡夜先輩?』
鏡夜「今、澪は俺の許婚だ。」
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