sample ver.HPU
「・・・・・・ぇ、と・・・こんにちは、(やだ誰この退廃的かつ大人の色気[フェロモン]たっぷりなひと・・・ひと、だよね・・・?)」
「やあ、こんにちは。と言っても昼間なのか夜中なのか、さっぱり分からないけど(おや、可愛いらしい。見かけない顔だね。年下かな)
きみも突然落っこちたクチかい?」
「あ、そうです!(なんか、このひと・・・、)
あの、もしかして・・・こういう状況慣れてます?」
「ああ、わかるかい?(聡いお嬢さんだな。もしかして、見た目と年が違う?)」
「だって、本、読んでるし・・・(って言うか、諦めてる感。ぱない。そしてフェロモン足すことの儚げ微笑・・・っ)」
「ああ、ちょうどテスト勉強中でねえ。やれやれ、早く戻して欲しいものだ。さ、座って?(時間が来たら戻れるようだし、話し相手も出来たね)
レモンキャンディーはいかがかな?」
やんわり微笑んだ青年の言葉に少女は目を瞬かせ、満面で笑み返して大きく頷く。
「頂きます!」
とある遠い未来、とある世界が閉じた後、交わるふたりのちょっとした出逢い。
[戻る]
[TOPへ]