拾われた少年

□君の隣で座って居たかった
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神田先生の家で過ごして一週間経ってしまった。

今さら帰りずらくてこれからどうしようかと考え続けている。

今荻さんの所に戻ったらもう、離れられない。

俺のせいで二人に迷惑かけたくない、今の状態でも充分迷惑なのだろう、これ以上は絶対に迷惑かけられない。

一人にならなくてはいけない…





「…バイト…してみるか…」




口に出した瞬間それしかないなと思った。

神田先生の手伝いをして貰ったお金はある、これで求人本を買って探す事にした。

ポケットにお金を封筒ごと入れて神田先生のマンションを出た。











人混みはあまり好きではない、しかし店を探す為には人混みの中の店を探さなくてはいけない。

どうしてこんなに人が多いいんだ?そんな事を思いながら人を掻き分けて前に進む。

「ねぇ、君家で働かない?」

後ろから突然声を掛けられた、スーツを着たイケメンだった。

「…住む所とかご飯とか全部保証するし君位の子も働いてるよ」

…条件は美味しい…

でも、少し怪しい…

…でも俺と同じ年の子も働いているなら大丈夫だろう。

「どーする?君可愛い顔してるし面倒みるよ」

「…いく…」








俺はバカだった…
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