メルヘヴン 長編小説

□プロローグ
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〜プロローグ〜

虎水ギンタがメルヘヴンで活躍してからすでに2年の歳月が経過していた
ギンタは東京に帰ってから無事高校に進学。友達の小雪とともに''普通の''生活を送っている…

一方メルヘヴンに住む魔女ドロシーは、姉ディアナの盗んだARM回収の旅を続けていた…
一般の人が扱うにはあまりにも危険なARMもその中にあることを知る彼女にとって、その旅に対する責任感はかなり強い

だが…メルヘヴンで起きている異変に、そのARMが関係していることを彼女は知らない…
いや、それどころかメルヘヴンに住まうほとんどの人が異変が起きていることなど知る由もなかった…

いち早く危険を察知した一部の人間が、早急に対策を取るべきだと判断
その対策というのが…

'異世界人の召還'

以前門番ピエロでギンタやその父ダンナを呼び出したように、異世界の人間の力を借りようとしたのだ
元クロスガードのアラン、アルヴィスはその計画にあまり乗り気ではなかった
異世界の人間の力を借りるという究極の選択は最後の最後までとっておくべきであり、自分達の世界のことは、まず自分達で解決しようと判断したのだ
…それに彼らは知っている…異世界の人間との別れがいかにつらいものかということを…
 

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