×また子受け

□話さないとわからないこともある
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「え!?い、いいッスよ!!
土方も、お腹空いてるでしょ…?」
「いや、食欲ない」
「で、でも…」
「腹減ってんだろ?」
「っ//」


悩んだが、また子はありがたく頂くことにした


「いただきまッス」
「マヨネーズ、いるか?」
「あ、じゃあ唐揚げに」



土方がこのとき少し嬉しそうにしていたのはさておき、


「んー美味しいッス♪
土方のお母さん、腕いいッスね」
「…俺が作ったんだ」
「ふぇっ!?土方が!?」
「あ、ああ…俺、独り暮らしだからさ
恥ずかしいから、あんま言うんじゃねぇぞ//」
「!は、はいッス!」


土方が顔を赤くしているのを
また子は素直に可愛いと思った


「でもすごいッス
私、料理苦手で…あ、そうだ!
今度教えて欲しいッス!」
「俺がか!?」
「そうッス♪」
「…別に、いいけど」
「やったぁ♪じゃあ、決まりッスね
メアド、教えてもらっていいッスか?」
「あ、ああ…」


何となく流してしまった気もするが、
また子は土方とメアドを交換し、土方は呟いた


「ああ、やっぱりか」
「え?」
「いや」
「?あ、土方」
「ん…むぐっ!?」
「やっぱり土方もお腹空いてると思って」
「もぐ…ありがと、な//」


と、そこにチャイムが鳴った
昼休み終了のチャイムだ


「あ…戻んなくていんスか?」
「あー今日はサボりだ」
「えー?風紀委員なのにッスか?」
「るせぇ!!
お前が元気ねぇからっ…」
「!!え、ぁ、と…」


土方は真っ赤になりながらばつが悪そうにそっぽを向く

また子も真っ赤になる


「…悪かったな」
「え?」
「高杉じゃなくて」
「へ?」
「折角の誕生日に、
俺なんかが隣に居て悪ィな」
「!!何で、誕生日…」
「昔、自己紹介で言ってたろ
それで、メアドみて確信したんだ」
「あ、え…
お、覚えてたんスか…//」
「…そういうのは、記憶得意何だよっ//」
「ありがとう//」


お互い真っ赤になりながら目も見ずに会話する


「今日言ってくれたの、土方が初めてッス」

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