もらいもの。

□いつも
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飲みすぎた。
この一言に尽きる。


目を開ければ視界いっぱいに広がる満天の星空
聞こえてくるのは波の音


一瞬、自分の置かれた状況がわからなくて記憶を遡る

(今日はお祭り騒ぎみたいに飲んで、騒いで)
上半身を起こせば体がばきばきと音を鳴らす

(あちゃー、床で寝てたか)
だんだん意識がはっきりしてきて辺りを見渡すとルフィやチョッパー、ゾロやブルックそれからフランキーが横たわっていて、いびきが聞こえてくる

ナミやロビンの姿が見えなかったからきっと二人は硬い床なんかじゃなくてちゃんとベッドで寝ているんだろう。
起こしてくれればよかったのに



そしてふと視界の隅に光を捉えた
テーブルからだ


『あら、コックさんお疲れ様』
声をかけながら椅子に座る
「・・・なんだなまえ起きたのか」
『そんなとこ・・ねえお水、ちょうだいよ』
「そのくらい自分でやれ
俺ぁ片付けで忙しいんだよ」
『ナミやロビンだったら喜んで持ってくるくせに
いいじゃない、水くらい、ね?』

やわらかいランプの明かりがサンジの顔を浮き彫りにする
横目でじっと見られたのがなんだか様になっていて思わず息を飲んだ

すると目を伏せ一つため息をするとテーブルの上にあった数枚の皿を持って厨房へと入っていってしまった
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