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□dream zone
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Side Yuko

いつもの陽菜のベッド、いつもの陽菜の髪のにおい

月明かりが窓際のこのシングルベッドを照らして
隣で静かに規則的に息を吐く陽菜の横顔に影を落とすから
きれいな顔がより幻想的に見えて、恥ずかしくなる

時刻は午前3時をまわっているから
私も仕事終わりで疲れているはずだし、
決して眠たくないわけじゃないのに
ここにいるといつだってすぐには眠りにつけない…

ねぇ、陽菜…

こうやって頻繁に家に呼んでくれるのは、
私が卒業してさみしいからって思ってもいい?

陽菜が卒業して、もし彼氏ができても
今と変わらずに一緒にいてくれる?

もし…もしこの気持ちを伝えたら
この恋も叶うかもって…期待しててもいい…?
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