びすさんと夢の中ぁぁぁぁ!?

□その正体こそ。
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バッ



「ぁ、あの、すみません!」



あたしは抱かれていた腕を離し、布団をめくりあげた。


「......んふっ...........ん......?」


なんという色気声だろう。

しかもよく見たら滅茶苦茶かっこいい...。

いや、よく見なくとも滅茶苦茶かっこいい////


鎖骨と首筋がクッキリ見えていて細くて折れそうで......



「.........ッハ!」

気付けば目の前で寝ていた男性は既に上体を起こしボーッとこっちを目を丸くして見つめていた。

「...だれ?...ここは...?」

他人の部屋で寝て起きたら記憶喪失だなんて、なんていい迷惑なんだろう...。

男性はポリポリと頭をかいて、3時に起こされた為か相当眠いらしく欠伸をしている。

あ、可愛いw


っていかんいかん。
なに考えているんだあたしは!

「あたしは三上 晴香。そういうあんたは誰なのよ!?」

「......びす。」

「ドゥオゥフwwww......なんでニックネームなんですか! ?w」

冗談まじりに尋ねると男性は俯いて小さな声で「本当のことなのに...」と不満そうに口を尖らせた。

よく見たら涙袋には涙が溜まっていて眼は可愛いくらいうるうるしていた......



やっべ超可愛い!!////
抱きたいっ/////



って変態か!あたしはぁ!!?


「っだぁぁあぁぁぁぁっ!!!ごめん!!ごめんて!分かった!びす!びすなのね!?」


必死に彼を慰めようと努力するも彼はすっかり、あたしの部屋の隅で体育座りで顔を埋めていた。

そして、周囲にはすっかりネガティブな空気が漂っている。


「ごめんて............」




あたしもだんだんどうしていいか分からずにただひたすらにびすくんの背中をさすっていた。


暫くすると、びすくんは何も言わずに顔を近づけてきて...

「いいよもう、許してあげる。」


「ぁ、あ...りがとう...?」




そう言うとびすくんは私の耳元で




「その代わり...」







ビクッ...









な...なに...?

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