Little Melody
□第8Q.
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「不満があるのかい?…僕の言うことは?」
「絶対でっす!でも選手って…」
「選手といっても練習相手になってもらうだけだ」
「分かった」
「ありがとう」
「っ!?///」
征十郎は微笑んであたしの額にキスをした。
ヤバい、鼻血出そう…。
何!?
あの微笑み!!
しかもでこちゅー!!
あたし今、絶対顔真っ赤!!
「名前ちゃん!あれ?赤司くんも…」
「ああ、桃井か。名前は今日からマネージャー兼選手だ。マネージャーのこと、いろいろ教えてやってくれ」
「うん!」
征十郎は練習に戻っていった。
「名前ちゃん大丈夫?顔赤いよ…?」
「っー///さつきちゃん!」
あたしは思わずさつきちゃんに抱きついた。
「え!?何、どうしたの?」
「ヤバい、でこちゅーはヤバい!」
「名前ちゃん…?と…取りあえず落ち着いて」
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あたしが落ち着いた後、さつきちゃんは話を聞いてくれた。
あ、勿論皆がいないところでね!
「名前ちゃん凄いっ」
「へ…?」
「あの赤司くんにキスされるなんて!」
「や、でもおでこだよ?それにあたしが凄いわけじゃないよー」
「謙虚だなぁ…。でも名前ちゃんのそういうところ好きだよ!」
「あたしもさつきちゃん大好きっ!」
「じゃあ私は名前ちゃんの1000倍好き!」
「あたしはさつきちゃんの10000倍好き!」
「名前、桃井。部活を終わるそうだ。そんなバカップルのようなことをするな」
「あっ、みどりーん!」
「全く…何をしていたのだよ」
「ガールズトーク!」
「いやぁー…マネージャーの仕事を教えるつもりだったんだけど…ね?名前ちゃん」
「えへへー!ガールズトークに花が咲いちゃったんだよねー?」
「うん!」
「…馬鹿なのだよ…」
(馬鹿って何よー、失礼だなあ!)
(馬鹿は馬鹿なのだよ!)
(馬鹿って言う方が馬鹿なのー!だから真ちゃんは馬鹿!)
(なっ…!)
(2人とも、馬鹿みたいな言い合いをするな)
(征十郎!)
(桃井。名前に教えたのか?)
(えへへ…)
(はぁ…。明日までには教えておいてくれ)
(はぁい!)