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□もしもシリーズ
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ケース1
もしもロミオが死ぬ場面でリリスとエレンが駆けつけたら(途中までムービーの字幕を入れただけの会話文です。地文は途中まで無し)








ジュリウス 「赤い雨……!全員、シェルターまで戻れ!急げ!」


エレン 「あ、はい!」











ロミオ 「ジュリウスで最後?」


ジュリウス 「あぁ、最後だ。」


ジュリウス 「ブラッドβ、聞こえるか?状況を報告しろ!」


シエル(通信) 「こちらブラッドβ、敵残数一体です。」


ジュリウス 「中央部シェルターまで撤退しろ!赤い雨が来るぞ!」


シエル(通信) 「了解、シェルターまで撤退します!」





ラケル 「雨は降り止まず……時計仕掛けの傀儡は、来たるべき時まで……」




ジュリウス 「ブラッドは誘導を行いつつ、警戒行動をとれ!いいな?」


コウタ(通信) 「やっと繋がった!」


ロミオ 「コウタさん!」


コウタ(通信)「こちらコウタ、周辺住民の護送が終わりそうだ!後は神機兵に任せて、退却する!」




ラケル 「眠り続ける」







ロミオ 「神機兵が止まった……」


コウタ(通信) 「こっちもだ……どうなってるんだ!」


フラン(通信) 「フライアから緊急連絡、全ての神機兵が停止していきます!現時点で、原因は不明……」





ラケル 「人もまた自然の循環の一部なら……人の作為もまたその一部、そして……」





エリナ(通信)「隊長、まだ住人の避難が……」


コウタ(通信) 「分かった!一般市民を連れて、近くのシェルターに避難しろ!」






ジュリウス 「全員、避難したか?名簿の照合、急げ!」




ロミオ 「あれ……北の集落の人達……爺ちゃん達がいない……」


??? (通信)「誰か……聞こえるか……頼む……」


ジュリウス 「聞こえるぞ!どうした!」


??? 「あぁ、助けてくれ……ノースゲート付近……白いアラガミが……うあああ!」




ラケル 「あぁ、やはり……貴方が「王のための贄」だったのね……ロミオ……」





ロミオ 「爺ちゃん……婆ちゃん……」


ジュリウス 「中央シェルター、赤い雨が降り始めた。極東支部まで撤退するか、無理せずに雨宿りさせた方が……」


ロミオ 「ジュリウス、ごめん!……俺、ちょっと行ってくる!」

ロミオはレインコートを着て中央シェルターから走り出す


ギル 「ロミオ!何してんだバカ!」


ジュリウス 「待て、俺が連れ戻す。副隊長とギルは、ここでアラガミの侵攻を食い止めてくれ」


ギル 「分かった」

ジュリウスはロミオと同じレインコートを着てロミオの後を追う


エレン 「(何か嫌な予感がする……)ギル!ここは任せたよ!」


と言ってエレンもレインコートを着て中央シェルターから走り出す


ギル 「あっ、おい!副隊長!」








ノースゲート付近……


ロミオとジュリウスは神機を手にガルムに応戦していた


ラケル 「ロミオ……貴方は、この世界に新しい秩序をもたらすための礎。貴方のおかげで……もう一つの歯車が回り始める……」


ラケル 「ん?何かしらこの反応は……まさか……」


ロミオ 「あっ、アイツ!前に副隊長が目に傷を付けたやつだ!」


ジュリウス 「先程の無線で言っていた白いアラガミはあの時のアラガミだったか……気を引き締めろ!」


ロミオ 「分かってる!」


白いアラガミ、マルドゥークは近くにいるガルム二体を統制してロミオ達2人に襲いかかる


エレン 「うおおお!ジュリウス達を死なせてたまるかぁぁ!(チャージグライド)」


ロミオ達の後を追っていたエレンが追いつきマルドゥークに付き従っていたガルムの一体を倒す
そのことによりマルドゥークは一度後方に跳び距離を取った


エレン 「間に合ったー!」


ジュリウス 「副隊長、なぜ来た!お前は中央シェルターでアラガミの侵攻を食い止めておけと言ったはずだ!」


エレン 「すみません、嫌な予感がしたのでついてきてしまいました……」


ロミオ 「二人共、アイツが襲ってくるよ!」


再びマルドゥーク達が襲いかかってこようとしてきたその時


??? 「私の大事な場所を荒らすなー!!」


マルドゥーク達の後ろからフードを被った人が登場しガルムを一体カチ上げた後空中連撃でガルムを沈める


ロミオ 「誰!?」


??? 「そんなことどうでもいいからあのアラガミを追い払うわよ!」


ジュリウス 「あぁ、分かっている!」


??? 「ジュリウスは右から、エレンは左から、私は正面から行くからロミオは援護射撃頼むわよ!」


振り向きながら3人に指示をだす女性
その女性の顔を見たときブラッドの3人は驚いた
その女性が元第一部隊隊長にして極東支部最強の神機使いであるリリス・レイリスであったからだ


ジュリウス 「分かりました。貴方の指示に従いましょう」


エレン 「分かりましたよ!」


ロミオ 「分かった!」


リリスの指示の元マルドゥークの体力を徐々に削っていくリリス達……


リリス 「ロミオ!一発大きいのぶち込みなさい!」


ロミオ 「はいっ!せりぁあ!!(チャージクラッシュ)」


ロミオがチャージクラッシュを放ったときブラッドアーツのようなものが放たれる


ロミオ 「(爺ちゃん、婆ちゃん達は俺が守るんだ)うおおおお!」


突如ロミオの神機から激しい光が放たれ、外部居住区一帯に広がっていった
その光を浴びたマルドゥークは何処かへ去って行った



リリス 「な、なに!?アラガミが去って行く?」


エレン 「まさか!?」


ジュリウス 「ロミオ……」


ロミオ 「はぁ……はぁ……ぐっ……」


体力を使い果たしたのかその場にロミオは倒れ込んでしまった


ジュリウス 「ロミオ、しっかりしろ!」


エレン 「何処か安全な場所へロミオを運びましょう」


ジュリウスとエレンは倒れ込んだロミオを赤い雨が当たらない屋根のある場所へ連れて行き休ませる


約十分後


ロミオ 「…………ジュリウス?」


ジュリウス 「目を覚ましたかロミオ……」


エレン 「ロミオ先輩……」


ロミオ 「……爺ちゃん達は?」


ジュリウス 「大丈夫だ、みんな無事だ。ロミオ、お前のお陰でな」


ロミオ 「それなら……良かった」


と言うと再び気を失う


エレン 「赤い雨が降り止んだら、直ぐに医務室へ運びましょう」


ジュリウス 「あぁ……(遂に全員血の力に目覚めたな……)」








フライヤ、ラケル博士の研究室にて……


ラケル 「……この試練を突破してしまったのですね…ふふふ、仕方ありませんわね。また違う試練を用意しなければいけませんわね……」


ラケル博士は笑いながらそう呟いた







その後ジュリウス達は無事帰還しみんなから説教をもらいながらも褒め称えられていた(特にロミオ)




終わり

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