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□キス1回で許してやる
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桐生さーん
ありゃ?
寝てんのか?
17時にうちに来いっつったの、桐生さんぢゃんー
柚は返事がない桐生を探しに部屋へと進む
「約束させといて、寝てるてかーい」
畳の上に直に寝る桐生
「しかし、でかいなwあたしん家でこれされたら踏んづけちゃうな;」
とりあえずまた出直そうと桐生を跨いで部屋を出よう
と、お決まり桐生の長い足につまづき倒れこむ柚
そのまま、キス
なんて流れではなく肘が桐生の鳩尾に;
『ぅっ!?Σ』
突然の奇襲に声にならない悲鳴を上げる桐生
「うわっ!!ちょっごめ、んw」
思わずわらけてしまった
『お前………もうちょっと色気のある起こし方があるだろι』
「う、うっさいなー////あんたがデカイからでしょっ!」
『理由になっとらん』
『で、いつどくんだ?』
へ?
言い合いに気をとられていたが桐生の膝の上に乗ってる事に気づく。
「あ、ごめん、」
よいしょっと立ち上がったと思ったら天井が見える
「んぁ?!」
『やっぱり色気がないな、おまえ。』
桐生に強引に腕を引かれ倒れこんだようだ
「な、なによ、これ」
『俺は目覚めが悪いんだ』
「それが?」
『キス1回で許してやる』
「は?」
『ありがたく思え』
柚の返事を待たずにキスを落とす
「ん〜〜////?!」
『ったく。ほんとに色気が皆無だな。これから仕込んでやるよ。』
未だに理解できない柚 を尻目に玄関へ向かう桐生
『おい、早く行くぞ?』
キーキー喚く柚を苦笑いで待つ
お前が出て行こうとしたとき
足をかけたとは言わないでおこう。ーーーーー