main

□悪いな、ガキには興味ねぇ
1ページ/1ページ

「真島の吾朗やーい!!!」

またきよった…

「今日こそは首を縦に振ってもらおうかっ!」

やっかましーなー

「私の彼氏になって下さい!」

こんな極道もんに惚れ込む20代なんか初めてやわι

『あのなー柚ちゃん、だから「なにがダメなんですかっ!!!!」

話聞いてなーι

『そもそもやな、若すぎるしやな〜…ワシ、極道もんやぞ?』

「すべてを捨てて吾朗さんを愛します!本気の本気です!」

バンッと俺のあまり使わん机を叩く

『すべてねー…でも柚バージンやろ?』
「えっ//////」

どや?
これで諦めたか?

「わ、…わかりました…」

ほっ
やっとわかってくれたか…

「1日お時間をくださいっ!!」
そう言って駆け出していく柚ちゃん

『そかそか…って、え!?待つ??1日?えっΣ』
柚ちゃんの言葉を理解した時にはもう姿はなかったorz


ーー東条会本部ーー

大吾と柏木と峯が今後の東条会について話し合ってる最中突然扉が勢いよく開かれた

「誰でもいいから抱いて下さいっ!」

『『『は???』』』

『…どうせ真島さんに何か言われたんだろ…』大吾が呆れながら言う

「このままぢゃダメなの!大人にならなきゃダメなの!」

『そーいうところが子供だと…』柏木が細い目を更に細める

「う……Σ」

『体だけってならいいですが?』よくねーわ!と総ツッコミを入れられる峯

「もー、じゃーどうすれば…」

とぼとぼと本部を後にし、神室町を歩く柚

『お、かわいこちゃん、みっけ★』

「……あ、秋山さんだ。」

キャバクラのキャッチの最中に柚をみつけた秋山

『どしたの?浮かない顔だね〜、それも魅力的だけどね〜』
いつもの調子で言う

「あ、秋山さん!抱いて下さい!」
あまりにも突然過ぎて一瞬戸惑ったが
『…いいの?俺は願ったり叶ったりだけど★』
すぐに調子を取り戻す

「秋山さんなら…慣れてそうだし…」
それって誉め言葉?と笑いながら柚の腰に手をまわす

『綺麗なホテル知ってるから、そこ行こっか★』

コクリ
と頷く柚

と、その時背後から


『待たんかーーーーーーーーーいっ!!!!!』

と眼帯男が凄まじい勢いで走ってきた

「ま、真島さん?!」

なんとなく予想がついていたのか苦笑いで柚から離れる秋山

『はぁ…っはぁーっはぁーーーー!』

『自分、あほとちゃうかっ?!』
「なっ?!」
『そーゆー意味やないやろ!』
「だって、未経験だから子供扱いするんでしょっ?!」
『そぉゆー意味でゆーたんちゃうやろ!!!』
「え、嘘なんですか?!」
『そうちゃうねんって!』
「わかんなーーい!」
半泣きでパニクる柚と気をきかせて姿を消した秋山

とりあえず落ち着いて話したいと真島建設事務所に戻る二人

『はぁ…あのなー、柚ちゃん。』
ソファーに並んで座る
『俺は極道や。堅気ちゃうで?いつ死ぬかもわからん。ましてや側におる人間もやられる、そんな世界や。』
「わかってます。」
『わかっとらん、なんも。俺の気も。』
「っ……だって、好きなんですもんっ後に戻れないくらい、どうにもならないくらい、傍にいたいんです…」
涙目で訴える柚

『だーーーーー!もう!わかったから泣くなや!…ほんま、変わりもんやなー』
強く抱きしめる真島
「ま、じまさん?」
『俺がどんなけ我慢してたか、今から嫌っちゅー程教えたるわ』
柚の服の中にスルリと手を忍ばせる
「わっちょ、待って////」
『覚悟、できとんのやろ?』
ククッと喉の奥で笑う

「//////当たり前ですっ」
あどけない笑顔をみせる柚



だからガキは嫌いなんやーーー

素直過ぎてこっちが戸惑うーーー

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ