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□キミだって、キスする時甘い方がいいでしょ?
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スカイファイナンス事務所


「わーっお菓子いっぱい★」
目をキラキラさせながら秋山に話しかける柚

『見てるだけで胃がもたれるわ〜ι』

「もったいないなー、食べてあげます★」
嬉しそうに言いやがって…
それ目的でしょ?とタバコに火をつけながら柚に問う

「ほんなほとないでふよー(そんなことないですよー)
何時間待ちのお菓子だとか地域限定のお菓子だとか感動しながら頬張る柚

『…俺は、タバコの苦味のが好きだわ〜』
呆れながら吐き出す煙が宙を舞う

「苦いのヤダー。コーヒーも苦手ー」
すでに一箱チョコを食べ終えた柚が言う

『まだまだお子ちゃまだ。』
ニヤニヤしながらそれを見つめる秋山

「むー。秋山さんとは一生キスできませんねー★」
軽い気持ちで言ったであろうそのセリフ

『ん?甘かったらしてくれんの?』

「え………………あ、あのっそーゆー意味で」
戸惑う柚の横に座りチョコを頬張る秋山

『うわっιよくこんなの一箱も…』
「む、無理しちゃってー、はははは」
と、立ち上がろうとしたが

目の前には秋山の顔が。

「あ、あれ〜??ι」
『俺だって甘いの頑張って食べたんだから柚ちゃんも頑張らないと〜』
「な、なにを、ですかι」
顎を持ち上げ深く口づける


「んっ……/////」
『………どう?』

「はぁっ………苦っ!?」

『タバコの味は簡単には取れないからねー★』
へらへら笑う秋山に顔を真っ赤にして胸元を叩きまくる柚


ーー甘いキスも苦いキスも
キミとならいつだってーー

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