どりーむ(短編)
□雨宿り
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紫原「りるちん〜」
りるみ「ほら、さぼらないの。赤司くんに怒られても知らないよ。」
紫原「は〜い」
私、山本 りるみは好きな人がいます。
それはバスケ部の紫原敦。
気持ちなんて伝えない。
伝えたら何かが壊れてしましそうだから。
紫原「りるちんなんか元気ない〜」
りるみ「まだいたの?早く練習もどりなよ。」
紫原くんはいつも練習を抜け出してはわたしのいる教室に
顔を出しに来る。
この関係で十分なはずなのに
私の想いは止まることなく溢れ出してくる。
私ってわがままなのかな?
だからわたしはこの感情を閉じ込める