どりーむ(短編)

□残りの人生(3)
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今日はギャラリーは居ない


唯一のギャラリーと言ったら


赤司くん緑間くん黄瀬くん
むっくんテツくんさつきちゃん
ヒロ


だろう




緑間『りるみの今日のラッキーアイテムなのだよ』

そういって

健康のお守りを貰った


りるみ『...ありがとう』






青峰『せいぜい楽しませてくれよ?』

りるみ『せいぜい今のうちに嘗めておいたら?』



赤司『試合は10分間今回は10分以内にりるみが点数を決めたら勝ちだ』


青峰『10分でも20分でも何分でもいいぜ?』


ピーッ







青峰『おらよ』

りるみ『は?』





いきなりボールを渡された


青峰『かかってこいよ』





りるみ『望むところよ!!』







だがやはりと言うべきなのか

8分経っても点数は入らない





青峰『ほら無理だろ?』






ふっ意識が朦朧としてきた...








でも『頑張ってー!』
『今日のラッキーアイテムの力を見せるのだよ!』


助けるんだ!



もう一か八かしかない!


青峰『もう諦めろ俺に勝てるのは俺だけだ』



りるみ『.....確か..にあんたに勝てるのは!..無理だけど..!』


そういって後ろに下がり

りるみ『点数....は入れてやる!』


そして


青峰『まさか!』



緑間『いや俺は教えてないのだよ?!』


黄瀬『スリーポイントシュート??!』


青峰『はっ!やっべ』






しかし青峰が気付いた時には遅かった




サクッバターンピピーッ








皆『??!』


皆の視線の先には






りるみ『...はぁ....はぁ......くっ.....』






倒れたりるみ






黒子『りるみさん?!』
赤司『りるみ!!』


すぐ駆け寄る黒子と赤司






黒子『...きゅ、救急車急いで呼んでください!』

黄瀬『ま、待つッスよ...た、ただ疲れたから倒れ』




赤司『早く呼べ!!!命がかかってんだ!!!』


血相をかえる赤司





ヒロ『1...1....』

手が震えてなかなか打てないヒロ


緑間『貸すのだよ!...プルルルル〈はいこちらは〉帝光中学校体育....』


緑間は冷静を保つ為だろう
一度体育館を出た





青峰『ど....どういうことだよ....』




赤司『 』


そこで聞かされた
2ヶ月の真実


〜青峰サイド〜





ふざけんじゃねぇよ



あん時泣きそうだったのは...


『2ヶ月間も部活ほったらかしにしたやつに言われたくねぇ』





俺最低じゃねぇか




...好きな女は泣かせて

最終的に俺のせいで死ぬ





頼む
逝くなよりるみっ
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