短編小説

□嫉妬
1ページ/1ページ

「あっあの先輩!好きです付き合ってください!」

「ごめん俺もう彼女がいるんだ」

「そうそうなんですか・・・」

「じゃあ」

「うん・・・じゃあね」

誰が私の先輩を・・・

私は先輩のあとをついていった

「あっ!こっちこっち!」

「お待たせゴメンネ待たせちゃった?」

「うんまったよ〜」

「いやぁ同じクラスの子から告られてさ」

「へぇモテてるんだ」

「なんだよそれ」

先輩は笑いながら喋っていた

「私のほうがもっと先輩を笑わせるのに・・・」

私は家に帰り布団に潜り込んだ

「羨ましい・・・妬ましい・・・私の先輩なんだ」

次の夜

「まだかな・・・」

ガサッ

「誰?!」

「・・・」

「あなたは・・・」

ふと手を見るとナイフが握られていた

「こ・・・来ないで」

「あなたがいなければ先輩は・・・」

「誰か・・・」

「ワタシのモノ・・・先輩は・・・ワタシの」

ザクッ・・・

「おーいおそくな・・・」

「あっ先輩こんにちは」

私は血だらけの顔で先輩に微笑んだ

「おまえ・・・殺したのか」

「先輩を惑わす人は許さない」

「だからっておまえ!」

「先輩・・・一緒に行こう!」

ザクッ!ドロ・・・

「えっ・・・あ・・・」

ドサッ

「あはは私も行くよ・・・二人で一緒に」

少女は自分の首にナイフを当て切り裂いた

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ