s Jr.

□君で窒息
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まだ閉じた扉の前で


身なりを一周確認



 

よし


 
腕を伸ばして


チャイムを鳴らして




「いらっしゃい、xxx」

 

ひょこっと出てきた優太に抱きつく


 



開けられたドアを越えると



あたしを包む優太独特の匂い


 


「優太の匂いがするー」



なんてわざとらしく鼻を鳴らせば



「俺んちだから当たり前」



なんて恥ずかしそうに笑った


 



久しぶりに会った優太は


体は細いくせにまた一段と筋肉質になっていて



 

「xxxー会いたかった」



あたしを抱き締める腕に


一生埋まっていたいなんて思った

 



優太のあぐらに腰を下ろして


会えなかった分を埋めるように


ふたりでくっつく

 


他愛ない話をしながら


流れる穏やかな時間に身を任せた


 



「良い匂いする」



首すじに優太の吐息を感じて


くすぐったいと身を捩ると


くすくす笑って唇を奪われる


 


あまりに長い口づけに


薄く目を開くと



少し苦しそうな優太の顔が見えた


 


 



呑み込まれる
(貴方の深い口付けに)

 


「ご、ごめん、苦しかった?」



軽い酸欠で頭がくらくらする



あたしの息


全部優太の中だ


 

「あー本当ごめんな、大丈夫か」



優太とのキスで


窒息死なんて素敵じゃない


 


「xxx、愛してるよ」

 



優太の発した声が



あまりに甘くて




脳まで溶けてしまいそう


 



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きいいいいいいいしくううううううん!
らぶ!らぶゆー、結婚しよう本気で、
本当すき、顔がどうこうの域じゃなくて
全てがすき← うるさい


 

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