*poem*

□猜疑
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振り切った
風でさえ
あたしの存在に
気付かない。

淋しさを
押し込めるのに
精一杯だった
日々。

其の中で
沈みきれない
闇の中で、

貴方に
出逢えました。

それは、

矢張り
今までの様に
夢だったのでしょうか?

こんなに
短い間でも

繋いで
交わした日々が
確かに
有ったのに。

大切だと
想っていたのは
あたしだけ
だったのでしょうか?

貴方と
共に過ごした
日々は

あたしの
独り善がりの
自慰行為だったのですか?

あたしの
存在そのものが
不確かだったのならば

あたしは
これから

何を信じれば
良いのでしょうか……

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