*poem*

□夜景
1ページ/1ページ

-------------------------------
闇に浮かび
揺れる光達に
眼を落とすと

淡色に
瞬いてる快感に
身を委ねる事が
出来た


忘れ去られた
約束を消そうと

風俗の広告で
織った紙ヒコーキ
飛ばしてみるけど

軽く成る訳も
ない


「忘れられて居る」と
響いて

溜め続けたものが
溢れてしまった


綺麗な光が
滲んで見えて

眼に映るものが
因り一層
輝いて見えた


港の優しい
汽笛音

包まれてる
なんて

勘違いも
甚だしいけど


少しだけ
浸っているとする



涙が枯れる
その時


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ