*poem*

□瞬間リアリズム
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罵詈雑言の中
誰一人あたしを
見ようとも
していない

皆の発言に
正しい事等
何一つ無い

思い込みだけで
傷付いてるあたしは
何処迄弱いんだろう

満たない言葉より
寄り掛かれる距離だけで

其れだけで
壊れゆく時は
止まったのに

否定されて
苦しいと云うよりは
何も感じなかった

黒<白

納得していないのに
全て
改善されない儘
止まらない

泣き喚く
拙い夜も


独りきり

そう
求めさえしなければ
傷付く想いも無いから
擦り合わなければ
深まるものなど無いから

欲望も
愛情も
押し込めて


苦しかった
消せなかったんだ


別れの惜しみと
感謝と謝罪を

少しでも捧げたいと想う
強く生きゆくだろう人達に

「頑張れ」
刹那
微笑



束の間の
気紛れな
優しさ達へ……


【平成M年度 中学校卒業記念文集より】

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