テニス始めました
□No.8
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「どうぞ」
ノックをすると若の声が聞こえた。
「お邪魔〜!」
部屋に入ると若は驚いたように目を見開いてナワナワと俺を指差した。
「な、なな、なんで…!」
あり?
真子さんから聞いてねぇのかな?
「その反応は酷いな!
遊びに来たんだよ!」
「うわっ」
ガバッと若に抱きついた。
光がデレなら、若はツン。
足して割れば丁度いいのに。
あ、でもそれじゃあ可愛い光が見れなくなる←
「何しに来た」
「さっきも言ったろー?
遊びにだよ」
ギューッと抱きしめればため息をついた。
「暇人」
「酷ぇ」
「…何笑ってる」
このやり取りが相変わらず過ぎてクスクス笑えば、ギロッと睨まれた。