恋模様2

□39
1ページ/4ページ


バスケをしている高校生の赤司君。
を、まだまともに見ていない。

そう思ってバスケ部の体育館に向かってみた。
けど場所がよくわからなくて適当に扉を開けてみた。
バスケ部で間違いはなさそうなんだけど…なんか違う。三軍の体育館て感じだ。

ところが何やら小さな人だかりができていて、聞こえた声によると怪我をしているみたい。
あまり気に留めていないようだったのが気になって、出しゃばる場所でないかもと思いつつ怪我をした彼に近寄った。

ところが怪我人に対する準備が甘い。
その甘さについ口調を強めてしまったことを少し反省。
多分一年生だろうな。
仮入部が終わったばかりだし、慣れてなくても当然か。

その一年生に赤司君がいるであろう体育館の場所を教えてもらった。
そっと中を覗いてみると、もうすでにアップが始まっている様子。
邪魔するわけにもいかないので、二階の隅からこっそり練習風景を見下ろした。


しばらく眺めていた私の頭の中には、すごいなーと、懐かしいなーの、二つの感想がひたすらループ。
やっぱり高校生って次元が違うね。
しかも肩書きつきの四人がセットとなれば、その迫力はすさまじいものがある。
さっきから鳥肌が止まらないよ。

 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ