アス×キラ

□KISS
1ページ/2ページ


《じゃあ、チューしよっか?》


なんなんだよお前は突然……。


相変わらず自由だ。



目の前の幼なじみを溺愛して止まない自覚はあるが、こいつの感覚には時折ついていけない。


《…したくないの?》


俺が言いたいのはそーゆう事じゃなくてだな。


ああああああもう面倒臭いヤツなんだから。



《なら、もういいもん》


とか、唇尖らせてスネたりするか?20歳にもなった男が?!

…まぁ、20歳にも見えなきゃ男にも見えないんだが。



まいった。




そんな風に可愛く睨まれたら、もうお手上げするしかないんだけど?



《もう二度とチューさせてあげないから…》


おっと、それは困るな。

わかったわかった、俺が悪かったよ。



家に仕事の書類を広げたのが運の尽き。

お前、放って置かれて寂しかったんだろ?



ごめん…。

機嫌なおしてよ。



とびきりのキスをお前だけに贈るから。



◆fin◆



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ