他主人公受け
□構って欲しい ラビ×アレン
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「ラビって何時も何かしらの本を読んでますけど、勉強の一環ですか?」
アレンの質問は何時も唐突だったりする。
今日は任務のない日なので一日中部屋で本を読んでいたら、アレンが突然やってきて先ほどの質問を投げかけたのだ。
何と言うか本当に脈絡も無く。
だがラビは慣れたものなのか、直ぐに返答を返した。
「そうさ〜。ブックマンへの道は遠く険しいんさ〜。」
どこか間延びした声でも返答は、意識がこちらに向いていない証拠。
他の人ならいざ知らず、恋人であるアレンにはそうだと直ぐに判る。
「・・・ラビは僕より本の方がいいんですね。」
そうボソリと呟くとアレンは静かに部屋を出て行った。
部屋を出て扉を閉めると、アレンは息を大きく吸い込み有らん限りの声で叫んだ。
「ラビの馬鹿〜〜!!浮気してやる〜〜!!」
「はっ?!えっ!?」
当然本を読んでいたラビは突然のアレンの叫びに驚き、今一状況が掴めずに要る。
しかし頭の回転が速いラビは直ぐ様事態の大変さに気付いた。
「ア、アレ〜ン!!早まっちゃいけないさ〜!!」
こうなっては最早本を相手にしている余裕が無いラビの、短い勉強タイムは終わりを告げた。
「うっうぅっ・・・。」
(ラビも馬鹿ねぇ・・・。アレン君ほったらかしにして。構って欲しい時期なんだから、構ってあげればいいのに。ラビもまだまだ子供なのね・・・。)
ラビの部屋を飛び出したアレンが向かった先は、リナリーのいる科学班研究室。
そこではアレンを慰めるリナリーの姿があったという。
<END>
後書き
ギャグに挑戦しようとして、敢え無く撃沈しました・・・。(笑)
ギャグって案外難しいんですね〜。改めて実感しました★
ラビの喋り方難しいです!!