お話し。

□赤い糸。
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ここは私が所属している
グループ、HKT48の公演前の楽屋。

中学生高校生が集まるから、
ひっっっじょー!!に!
うるさいです。笑

なかでもこいつ…

「ああああ!ちょりさんちょりさん!!
今日の私どうですか!?!?
可愛いですよね!?!?」

HKTが好きな人には分かるであろう、
2期生の"谷真理佳"だ。

いつもこんな風に絡んでくる。

「ちょりさーん、絡んでくださいよおお!」
『今忙しい。』
「えええ!そんなあああ!」
『いちいちうるさいわ!』
大体こんな感じ。
なにを隠そう、こいつとは中学生時代の親友。
中学生時代からなにも変わってない。
私の気持ちも。なんにも変わってない。

ぼーっと何かを考えながらあいつを目で追いかける。
なんでだろう。
ただの友達だったのに。
いつからかその感情が
"好き"に変わっていた。
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