お話し。
□ぬいぐるみ。
1ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
音楽番組の収録。
リハーサルが終わって本番まで時間がある。
ブタしゃんと遊ぼうかなー…
ブタしゃんを膝の上に乗せて携帯をいじる。
突然、背中にずっしりと重みを感じた。
「みーおー！」
『あ、めるー。』
「あーそーぼー」
『今はだめー。』
あ、拗ねた。
私の背中に寄りかかってくるのはめるしかいない。
『もー、拗ねないでよー。』
「だってみおが遊んでくれないんだもーん。」
『だって今ブタしゃんと遊んでるんだもん。』
めるの頬っぺたが膨らんだ。
「もうー！みおなんか嫌いっ！」
ぷいっとそっぽを向いた。