とある日の事
□お昼の話。
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実際には顔には出ていない
私が勝手にそう思っているだけなのだが
「ねーみなちゃん
君は笑わないのかい?」
「………みさかは笑う事に必要性を感じません
と何時もの問いかけにうんざりしつつ応答します」
「後もう一つ、
みさかは3759番であって
けして“みなちゃん“という名ではないこの事実を投げかけます」
ながいじゃない?
前に私が
「貴方の名前はみさかなのかい?」
そう聞いたとき
違うと、数字をつらつらと言われて
「これがみさかの番号です」
なんて言うんだもの
だから私は最初の数字をとって37(みな)
“みなちゃん“そう呼ぶようにした