オリジナル

□生徒会の春休み
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「ねーねー聞いた?あの噂」

「あの噂とはあの噂の事カイ?」

「あの噂とはあの噂の事さっ!」

と、ドッペルゲンガーではないかと疑ってしまう程、同じ顔の人物2人は漫才の様に話している

「そこの双子、少し黙れ」

そう言ったのは、数個机が並べられている中のど真ん中

他とは違う机、生徒会長が座る机であろう場所………



からではなく直ぐ近くの場所からであった

「まこっちゃんこわーい」

「女の子なんだから、もう少し言葉遣い気にしヨーヨー」

「お前らこそ、男なんだからその言葉遣い何とかしろよ」

言葉遣いは悪いが彼女は女の子
生徒会副会長でもある 須田 誠(すだ まこと)であった

そんな言葉を気にもしてない双子である2人は、反省もせずまた話し出す

「ソー言われてもー」

「「ねー/ネー」」

流石双子、息もピッタリだ
そんな双子の名は 鞍馬(くらま) 嵐 (あらし)と 龍(りゅう)で

二人で一人の扱いでわあるが生徒会の書記を務めている

そしてなんと言葉遣いとは真反対の男らしい名前だろうか

「で、その噂ってのはどないな噂なん?」

そう噂に興味を持った関西弁で話す人物は 生徒会会計である 津音 響(つね ひびき)

「オー気になるかね響ちゃん!」

「良くぞ聞いてくれた!」

やはりこの双子の話し方は癪に障るのか、眉間に皺を寄せながら自らの課された仕事をしている誠を他所に噂について双子の片方が話し出す

「美形兄妹の噂だよ」
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