『マリア様がみてる』の中で印象に残った文章(?)を紹介します
【仰げば尊し】の歌詞について
「おもえばいととし」の「いととし」とは何ぞや?と白薔薇さま(聖さま)が祐己に言った。
「いと疾し」なのだと教えてくれた。
聖さまは歌詞カードを見て、そのことを知って驚いたそうで…
その前は「愛し」だと思っていた。
祐己の心に残りました。
思えば早かった、より、
思えば愛しかった、の方が何かいいな、って。
【いとしき歳月(前編)より】
私立リリアン女学園の『山百合会』とは?
「山百合会」とは、学園を執りしきる生徒会のことで、その名はマリア様の心をあらわしている山百合から由来します。
幹部は「紅薔薇さま」「黄薔薇さま」「白薔薇さま」と呼ばれる三名のみで、その妹(スール)たちが補佐役として薔薇さま方と生徒会を運営してます。
また、薔薇さまの妹は「つぼみ(ブゥトン)」と呼ばれ、次に咲く薔薇として学園で認められた存在でもあります。
姉妹(スール)制度とは?
リリアン女学園の高等部には「姉妹(スール)」という代々受け継がれてきた独特の制度があります。
これは、清く正しい学園生活を受け継いでいくための、自主運営システムで、
姉である先輩が妹である後輩を指導するもので、ロザリオの授受によって姉妹関係は成立します。これを「姉妹の契り」といいます。
また、一人のお姉さまに対して、妹になれるのは一人きりです。
そのため、契りを交わした先輩後輩は、個人的に深く結びついた関係だと周囲に認められます。
部活の先輩後輩で姉妹(スール)になるパターンが多い。