神様はじめました

□神様、デートに誘う
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「一番後ろの席の人だよ!」



「ホントかっこいい!」



「やっぱり姫神さんと付き合ってるのかな!?」



「絶対そうでしょ!」



「学校1の美女と美少年転校生かあ!」



「絵になる!」



「何話してるのかな!?」



「気になる〜!」





巴衛が私の護衛ということで学校に通い始めたのはいいのですが…

巴衛は美形なので学校の女の子たちは休み時間毎に巴衛を見に来るのですがそのなかには男子生徒もいて…


巴衛は男子にもモテるみたいです。

(↑朔羅さんを見に来てます。自覚なしです。)





もうすぐで学期末試験で私は遅れた分の勉強を
巴衛と一緒に作ったお弁当を食べながらしていました。

ですがやっぱり美少年が1人の女と親しくしていれば気になるみたいで…


さらには今は机を合わせて会話をしているので先程みたいな会話がされています。


女の子たちの視線が痛いです。いつ呼び出されるか分からなくて怖いです…。


(↑しつこいようですが無自覚です。)





『ふぅ…理解できました。

後はお家に帰って復習すればなんとかなりそうです。』



「神の仕事は?」



『しっかりしますよぉ。

巴衛と一緒に仕事が出来るのはとても楽しいですからね(微笑)』



「、!そ、うか…/////

俺も、た、…楽しいぞ…///」



『!…嬉しいです////』





私は巴衛の言葉に赤くなってしまってそれを隠すように微笑みました。

私達がそう話していると女の子たちが悲鳴をあげました。


その時、私は分からなかったのですが…

どうやら顔を赤くさせた巴衛と私に、
私達の聞こえない会話を妄想して悲鳴をあげたらしいです。


するとその悲鳴が更に大きくなって、視界に黒い羽が映ったかと思えば…





「よぉ、狐。」





鞍馬君が近くに来ていました。





「今日も朔羅の御供か?精が出るなぁ」



「貴様こそ、女子の餌付けに余念がないな。」



「あんまり金魚のフンみたくついていると朔羅に嫌われんぜ?」



「さすが、既に嫌われている奴が言うことは重みが違う。」



「嫌われてませんー」



「心臓を食らうとかなんとか言って嫌われたではないか。」



「朔羅には言ってませんー」





せっかく妖怪同士なんですから仲良くすればいいのに…

というかそのやり取り、子供っぽいですよ、2人さん…;





するとあみさんが此方を見ていて私と目が合うと隠れてしまいました。





『どうしたんですか?』





私はあみさんの所に行ってそういうとあみさんは驚いて壁に背中をぶつけていました。





「朔羅ちゃん…!」



















「はぁ…この前、鞍馬君に助けてもらったお礼、まだ言えてなくて…

でも鞍馬君、いつも女子に囲まれてるから話しかけづらくて…


でも、今日こそはちゃんと言わなきゃと思って…」





そう言うあみさんの語尾はだんだんと弱まって…

でもこういう女の子を見ていると可愛いなと思います。





『それなら、私が鞍馬君を読んできますよ。』



「へっ!?」



『大丈夫です、2人で話せるようにしますから(微笑)』



「ずっと聞こうと思ってたんだけど…

朔羅ちゃんって拝み屋さんか何かしてるの?」



『拝み屋さん、ですか?』



「だって、この前お化け退治してたでしょ?」





私に身に覚えがないということはきっと私が風邪をひいてる時、
巴衛が私の代わりに学校に来ていたので多分その時に巴衛が何かしたんですね…;





『そうですね…拝み屋さんよりは拝まれ屋さん、かもしれません(微笑)』



「はぇ?」





私に出来つことまた1つ、見つけました…――

























 



 
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