DRR1303

□可愛くなりましょう
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「嗚呼、成功だよ!!!流石新羅だ」

新宿の高級マンションの一部屋の中に響く大きな声。

「実に可愛くなったねぇ、紀田くん」

臨也が目の前の少年に視線を向けた

「うぁ?おにーちゃ、誰?」

三歳位だろうか、手も小さく身長も勿論小さくとても可愛らしい

「俺?俺は折原臨也だよ。」

「い・・・ざや?」

「そう!そうだよ、正解!」

臨也の手が正臣の腰に絡み付き
軽々と抱き上げる

「新羅の薬は強力だねぇ!」

けらけらと笑いながら抱き上げた正臣の頭を撫でる

何故、目の前の少年
紀田正臣が小さくなっているのか

これは新羅の薬を飲料に混ぜられ
それを正臣が飲んだ為この状況になったのだ

勿論、薬を入れたのはわざとだ。

「いざ、やおにいちゃー!」

薬を飲ませた憎むべき相手と言うことは忘れている正臣が臨也にとても可愛らしい笑みを向ける

これは可愛すぎるよ!!
っていうか、幼児の正臣くん可愛いよ!!

「うん?何かな?」

可愛いと叫びたいところだが
なんとか冷静を保つ表情で返した

「おれ、いざやしゃ、すきーっ!」

「ふふ、知ってるよ。素直じゃない、キミの心なんてさ」

臨也がそっと額にキスを落とす
そうすると正臣が喜びだした

「ちゅーだ!おれからもちゅする!」

正臣の顔が臨也に近づき唇が触れるキスをする

「可愛いねぇ。素直なキミも」

臨也の顔が怪しく微笑み
小さい正臣の頬を撫でた


・・・・・

「臨也さん、俺何も記憶が残ってないんすけど」

「さぁ?どうしてだろうねぇ?けど、素直に俺の事を好き、って言う正臣は可愛かったよ。」

「は?え・・嘘だ」

「嘘じゃないよ、本当」

「嘘だ。信じないですからね・・!俺はアンタなんか嫌いですもん!!」

「可愛くないなぁ。素直になりなよ」

「死んでくれ」

冷たく正臣が呟くと臨也の手が正臣の顎を掴み深く深くキスをした

・・可愛くさせてあげるよ。

耳元でそう小さく呟くと正臣の身体や頬が一気に紅潮した。







*後書き
あれです。また衝動です
臨也さんショタコンであれ\(^o^)/

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