ぷよぷよ(健全)

□ある日あくる日アルルちゃん
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@アルルちゃんを探せ

「アルル〜!」
「アミティ!!」
ボクは今、散歩していたんだ。
「ほぁ〜、やっと見つけたぁ〜。」

そしたらアミティに声をかけられたんだ。
ぷよ勝負かな?あれ、でも今見つけたって言ったかな?
「さっき…シェゾが探してたよ?」
あ、違った。シェゾ?何のようだろ。
「また、『お前が欲しい』とか言われるのかな?」
「う〜ん、どうだろう。ボクもよく解んないや。シェゾがボクを探す…かぁ?」
「あぁ!?」
「ん?」
あれ、聞き覚えのある声だ。
と言うか紛れもなくこの声は…。
「見つけたぞアルルーー!!お前が…欲しいっ!!」
「わぁ〜、やっぱりシェゾだぁ。最近あんまり会ってなかったね〜。…一ヶ月ぶりくらいかな?」
久しぶりの人に会うのはやっぱり楽しいな。
「そんなものはどうでも良い!!…俺は、お前が欲しいだけだ!!…………って違うっ!!今日はその為にお前を探していたわけではない!!」
「…いつもはその為にぼくを探していたと。」
「なっ、違うぞアルル!!それだけでは無い!!その可哀想な生き物を見る目を止めろ!!」
「…………ん、まぁ、良いや。それで、今日はどんな用事なの?」
「『まぁ、良いや』が気になるところだが敢えて無視するとしよう…。何かな、ルルーが呼んでたぞ。」
「ほぇ?ルルーが?」
「ああ、何か『サタン様が呼んでいるのにあいつはもう!!何でこんなときに限って居ないのよ!!』とか言って俺にも探せと言ってきた。」
「え〜サタンがボクに何のようだろ…。ハネムーンならお断りだけど…。」
でもそれくらいしか思い付かないんだよなあ。サタンだと。
えー、ルルーに呼ばれてるならもうちょっとましなのだろうに、そこにサタンが入るとなあ。
僕としてはちょっと面倒かも。
ルルーはサタンが好きみたいだし。
サタンにはボクよりもルルーの方がしっくりくるのになぁんでボクが良いんだろ。
「じゃあ、まずはルルーのとこに行くよ。それで、サタンがボクを呼ぶ理由が解ったら行く。それで良いかなぁ。」
「良いんじゃないか。アルル、次に会ったときには俺はお前を貰うっ!!」
「はいはい、と。じゃあ、まったねーシェゾー。教えてくれてありがとー!!」


「…………おい、聞いたかアミティとやら。」
「何を?」
「アルルが俺に礼を言ったぞ!!」
「そうだね。」


あ、あそこに見える青い髪の綺麗な女王様はあ〜?
「ああ!!アルル!!探してたのよ!?」
「うん。シェゾから聞いた。サタンがボクを呼んでるんでしょ?」
「解ってるならさっさと行きなさい!!」
「それがさあ、ボクとしてもこのまま『じゃあ行ってきまーす』って訳にはいかないの。」
「?」
う。不思議そうなカオされた。
「サタンがさ、何でボクの事呼んでるか解ったりする?」
「知らないわよ。ただ、サタン様に『アルルを見てないか?』聴かれたから『私が探しておきます』って答えただけよ」
「あう〜そっかぁ…。」
こーなったら行くしかないかな。予想を裏切らずにハネムーンや式を挙げようとかなら即座に逃げればいっか。
「うん。解ったよ。じゃあサタンのとこ行ってくるね。」



「サタンー。」
「はっ、アルル!!」
「うわあああああああ走って来ないでよ!!」
「うぐぉ!!避けるな!!転んでしまったろうが!!」
「ルルーから聞いたよ。何でボクを呼んだの?」
「ああ、別に大したことじゃない。」
「ホント?」
「ああ。」
良かった〜。また面倒な事言い出すかと思ってたよ〜。
思っても口には出さない。
言ったらサタンきっと怒るよね。
「へぇ〜。じゃあ、何の用?」
「やけに素直じゃないか。別にお前が一緒にハネムーンに行ってくれればいい話なのだが」
「さっらばーサタン!!」
これは全力で逃げるっきゃ無い!!
「な、おいアルル!!どこへ行く!!」
無視。
う〜ん。これからどうしようかな。
アミティ達とぷよ勝負して過ごそう。
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