ぷよぷよ(健全)

□そうだ、京都行こう。
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それから1時間、とても暇だった。
ぷよ勝負しようにも、駅ではできない。
仕方なくしりとりを始めても、シグが虫の名前しか言わないため、続行不可能。
マジカルバナナをやってみても、やはりシグが虫の名前しか言わないため、精神的に続行不可能な人が(主に女子)。
終いには、みんな思い思いのことをし始めた。
「あー、新幹線きたよー。」
新幹線にいち早く気が付いたのは、意外にもシグだった。
荷物をまとめ、新幹線に乗り込んでいく。それだけなのに、このメンバーは間違えかけた。
「あたしたちどの号だったっけ!?」
「わたくし知りませんわよ!!」
「と、とりあえず乗ろ!?ね!?チケット見るのはその後!!」
…アミティが仕切るのが間違いだろう。
それでもなんとか乗ることが出来たのは、一重にアミティの変わりに仕切ってくれたアルルのお陰だろう。
「ごめんね〜アルル〜あたし全っ然仕切れなくて〜。」
「良いよー別にー。困った時はお互い様!助け合いだよー。」
「ありがとう!!じゃあ、アルルが困った時はあたしが助けるね!」
「アルルがアミティに助けてもらうことなんてあるのか?」
「クルークうるさい。」
新幹線の中は、和やかな雰囲気でいっぱいだった。
…クルークへの扱いを除く。
「あれ、次降りる?」
「いや、まだ名古屋だ。」
「今日初めて喋ったね、シェゾ。」
「…まだ喋って無い奴も居るがな。」
「シェゾの居ないところでいっぱい喋ってたよ。」
「何だと!?」
(…いや待てよ。俺の居ない時っていつだ?)
シェゾよ。あまり考えるでない。
「ところでさー、誰かトランプやらないかー☆」
テコ入れとか言わないでください、喋ってもらわないと困るんです。
「お相手いたします。」
「ボクもやろーかな?」
まぐろの誘いに、りんご、エコロが乗った。
「ボクも、混ぜてもらえるかな。」
「先輩がやるなら私もやるワ…!」
続いて、レムレス、フェーリが乗った。
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