▼企画
□優しく抱き寄せて
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自分でも気が付かないうちにリヴァイの肩を抱き寄せていた。
ゆっくりと唇が離れていき、視線が絡み合うと、リヴァイがいきなり上半身を起きあがらせた。
「あの…へいちょ?ちょっ、なにしてんですか!」
エレンの言葉を無視してシュルッとスカーフを解き、自分から服を脱ぎ始めた。なかなか外れない立体機動のベルトにイライラしているご様子。
ここまでくれば相手がなにを求めているのかは一目瞭然だが、聞かずにはいられなかった。
ボタンを外している手を一旦止めて、エレンの金色の瞳を凝視する。
ランプの淡く揺れる灯火に照らされて輝くその大きな瞳に魅入られながら、リヴァイは口を開いた。
「エレン…俺を抱け。これは命令だ」
「命令ってそんな」
「いやなのか」
「いやってゆーか、その…」
「それならそれでいい。俺は勝手に楽しむ。てめぇはマグロにでもなってればいいだろ」
「あの、その前に靴脱いでもらえますか」
そう言い終えると脚だけで靴を脱ぎ床に放り、これで文句ないだろ、と止めていた手を再始動させてボタンをぷつぷつと外していく。
徐々に露になっていくリヴァイの白く美しい身体にエレンは腹の奥からなにかが沸々としているのを感じた。
シャツの端から朱く熟れた実が現れるとエレンは堪らずそれにしゃぶりつき、リヴァイはいきなり与えられた刺激に反応して大きく仰け反った。
「あッ、あッエレ、ぁン」
「…これが欲しかったんでしょ?」
「んうぅ、っ…もっと、欲し、アッ…エレン」
ガクガクと震える小さな身体を抱き締めてぐるんと回し、自分の下に組み敷いた。
さっきより硬く主張された胸の先端に吸い付き、先の小さな窪みを抉るように舌を擦ると白い喉をさらに反らせた。
そのまま空いている手でリヴァイの脚についたベルトを器用に外し、ズボンと下着を一気にずり下げると、リヴァイの手がたどたどしくエレンの服を脱がし始める。
舌を離してやると、あまり血相のよくない頬がほんのり染まって、痙攣したようにビクビクと肩を震わせる姿はなんとも可愛らしい。