▼リヴァエレ

□日々惚気。
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3.もしもリヴァイ兵長がリヴァイ班に惚気たら


「ねぇ…最近兵長エレンのことすっごい見てない?」

「俺もそれ思った」

「実は俺も…」

「なんだ、みんな同じこと思ってたのか」

「なんでだろ…」

「「「うーん…」」」

「なにコソコソしてやがる、てめえら」

「「「「へッ、兵長!?」」」」

「なんだ、てめえらもエレンを見てたのか?」

「えっ?いや、ちが…」

「お前らもやっとエレンの魅力に気づいたか」

(えっえっなに言ってんのこの人!)

(さあ…だが兵長がエレンにベタ惚れしてるのだけは解った)

(…解せぬ)

「あの、兵長…エレンの魅力って、例えば、なんですか?」

(ペトラいった!)

(すげぇ!)

「なんだ、解ってなかったのか…なら教えてやる。まずエレンは存在自体が奇跡に等しいだろ」

「えっとそれは…巨人化できるからですか?」

「違う!」

(即答!?)

(目が本気だよこの人!)

「てめえら、いつもエレンのどこ見てやがるんだ」

(その言葉、そっくりそのままお返ししたいです)

「エレンは可愛い。くそ可愛い。どこが可愛いか解るか?」

「…えっと……」

「……な、名前を呼ぶときとか、ですかね……」

(オルオ!?)

(まさかオルオまでエレンの虜に!?)

(そういやアイツだけこの会話に入ってきてなかったな…)

(まじかオルオ…)

「そうだ、解ってんじゃねぇか」

「あと茶を飲むときも…」

「ああ、最高だよな」

(ねぇ、これってさ、エレン褒め称えれば兵長の機嫌取れるんじゃない!?)

(なるほど!とりあえず誉めまくれ!)

「寝癖ついてるときとかも!」

「天使だよな」

「それより寝起きのときの顔が」

「あれはヤバい」

「部屋に入ってくるときも」

「訓練の最中も…」

(あれ、なんか楽しくなってきたぞ…)

(エレンって結構可愛いかも…!)


「あの…」

「あ、エレン」

「「「「エレン!?いつのまにっ!?」」」」

「みなさんなんか楽しそうですね、俺も混ぜてください」

(なななにこの笑顔!)

(やばい、すげぇ可愛い)

「ああ、丁度良かった。エレン、今夜俺の部屋に来い」

「ちょ、兵長!みんなの前でそんな……っ」

「え、なんですか兵長それ!」

「ずるいですよ兵長だけなんて!」

「エレン俺の部屋にも来ていいんだぞ!?」

「いやまず俺の部屋に来いクソガキ!」

「えええ!?み、みなさん、どうしたっていうんですか!?」

「言っとくが、お前らに俺のエレンはやらんからな」
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