▼トレジャー2
□いつかまた、この場所で
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初めて見たリヴァイ兵長の泣き顔は悲しいくらいに綺麗すぎた。俺の寿命が少し、もう少しでも永らえる事が出来たのなら俺は兵長を言葉では言い表わせないくらいに愛せていただろう。
「…へ、いちょ…───」
「っ、エレンっ!」
「 」
俺が無力だったからか。俺が守れなかったからか。俺が…───
そんなとこ言わないでくださいよ、兵長…
「…っ」
貴方が俺と二度と会いたくなくても、俺は貴方に会いに行きます。今度こそ、絶対に、兵長に悲しい思いはさせません。
「っエレン、往くな…」
いつかまた、この場所で
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