03/18の日記

23:44
春一番
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おぉーい…もう3月ですよ…
いつまで明けましておめでとう掲げてるつもりですかコノヤロー

すいません…ちゃんと書いてるんです、作業効率が悪いんです
終わったら逐一アップしますんで!

そして今日は春一番だったということで、風とパンツ←!?がお題になってます

エレリです、現パロです


―――


今日はやけに風が強い。
顔全体で強風を受け止めながら愛しいあの人を待っていると、神とはなんと素晴らしい存在なのだろうか。
オシャレな店のショーウィンドウの前で女子高生のけしからんほど短いスカートがひらりと捲れあがり、ピンクと白のストライプがお見えになられた。

「はは、ラッキー」

きゃあーと笑い声のような悲鳴がするなか、心中でガッツポーズを決め込んだ。

今日はいい日だなあ。

「なにがだ?」
「あっ、リヴァイさん!」

無意識に口から零れた呟きに小首を傾げて詳細を尋ねてきたのは、待ちに待った俺の恋人だった。
街灯に凭れかかっていた身体を起こして自分より背の低いリヴァイさんに軽く抱きつくと、彼は恥ずかしげに小さくやめろ、と言った。
抵抗しないあたり、満更でもないのだろう。そう思うと凄く気持ちが昂った。

「寒くないですか?」
「ん…あんまり」
「そうですか?じゃあ行きましょうか」

少し冷たくなってしまっているリヴァイさんのふにふにで可愛らしい頬に俺の常に子供体温を維持している掌をぺったりくっつけ、うん、と小さく頷いたリヴァイさんの隣へ移動して歩き出した。

今日の予定はおうちデート。行き先は俺のアパート。
ちょっと部屋の清潔度がリヴァイさんの尺に障らないか心配なところだが、昨日これでもかというほど掃除したし、多分大丈夫。…な、筈だけどなあ。

「しかし、今日ホントに風強いですよねー」
「そうだな…看板とか飛んでこなきゃいいがな」
「おお怖い怖い。こーいうのって確か春一番って……あ、」

ゴォッと唸りをあげて吹いた強風が、視界の端に映った女子高生のスカートを再度はためかせた。

やはり無意識に目が行ってしまう。あの女の子には悪いけど、がっつり見えました。
可愛い水玉が見えちゃいました。
ごめんね、でも男って生き物はいつの時代もそのスカートの中に夢を抱いちゃうもんなんです。

リヴァイさんも、あんなに可愛いけど男だし、きっと俺の気持ちを解ってくれる!
そう思って右斜め下に視線を落とすと、鋭い眼光をぎらつかせながら睨みあげてくるリヴァイさんがそこにいた。

いつもなら一撃でハートを射抜かれてしまう上目遣いが、今日は違う意味で俺の心臓を貫いていった。

「えっ!?リ、リヴァイさ」
「テメェ……エレン!!!」
「はいぃッ!!?」

あ、ダメだこれ。俺死ぬかも。

リヴァイさんの殺気と怒りを存分に孕んだ凄みの利いた声が風に乗って街路に響く。

自分の死期を悟った俺の胸倉が掴まれ、凄い力でグンと下に引かれた。
眼前には綺麗に整った顔を歪みに歪ませた恋人。
最低だのなんだのと罵られるもんだと思っていたが、実際には近いようでかなりかけ離れた叱咤が俺を待ち受けていた。

「なにが不満なんだ!!」
「ええぇ!?」
「いつも俺の見てるくせに!俺じゃ不満か!?」
「ちょ、ちょ、ちょっと待って!なんの話してんですか!?」
「なにってテメェそりゃあ……」

突然ピタリと止まったリヴァイさんは白い頬を徐々桜色に染めていった。

道行く人々の痛い視線と黙り込んでしまったリヴァイさんにえ、え?としどろもどろな俺はもういい!と一喝されたのち、手首をぎゅうと掴まれた。

リヴァイさんに手を引かれ、一直線にアパートまで街路を走り抜けた。



「……パンツ…だよ」
「え?」

リヴァイさんの怒りがある程度沈み、部屋の真ん中に位置するソファに腰を掛け、二人で仲良くお茶を啜っていたときだった。

突如リヴァイさんが語りだしたのはさっき街中で怒った理由について。

「パンツが、どうかしましたか?」

彼の顔を覗き込むように尋ねると、耳まで赤くして俯いてしまった。そんな仕種すら愛しいと思えてしまう俺は末期なのだろうか。
やがてもじもじしはじめたリヴァイさんは、凄く恥ずかしそうに話を続けた。

「いつも俺の…見てんのに…女子高生の見て嬉しそうにしやがって……所詮おっさんは若い女に勝てないってことだろ」
「…はぁ?そんなことで怒ってたんですか?」
「なっ、そんなことじゃないだろ!」

俺は呆れてしまって深い溜め息をついた。
というか、道端でそんな会話をしていたのか、俺たちは。
今更ながらかなり恥ずかしい。周りにいた人たちに会話の主旨が伝わっていないことを願いたい気持ちでいっぱいだ。

「てか、リヴァイさんはおっさんじゃないです」
「30過ぎたらもうおっさんだろ。…いやそこ今いいだろ」
「よくないです!リヴァイさんまだ若いし、美人だし、どの女の子より可愛いですから!」

うるさい、と恥ずかしがっているリヴァイさんの肩を勢いよく掴み、真っ直ぐに彼の漆黒の瞳を見つめた。

さっき部屋の隅に埃が小さな山を作っていたことについて散々叱られた俺が説教なんてするつもりはないけれど。
このひとは鋭いようで鈍いところがある。ハッキリ言ってやらなきゃ中々気付けなかったりするところがあるのだ。
だからちゃんと伝えなきゃ、俺の気持ちはいつまでたっても彼には届かない。

ちゃんと聞こえるように、そっと優しく耳元で。

「俺は貴方がすきなんです…、どんなに素敵なパンチラよりも、リヴァイさんがすきです、リヴァイさんのパンチラ見たいです」
「こっ、この変態が…っ!さらっと変なこと言ってんな!」
「だって見たいですもん。リヴァイさんがすきだから見たいんですよ?」
「だって…さっき……」
「あれはなんというか…男の性、というか、どうしたって目移りしちゃうでしょう!」
「そ……っ!…うぅ…、」

だんだんとリヴァイさんの息遣いが荒くなっていくのが解る。
彼の弱点は既に把握済みであって、耳元で囁いたのは俺なりの計算があってのことだった。
力なく押し返された身体が大人しく離れていくわけもなく、逆に離れまいと密着するばかりである。

「ぁ…えれ、ん…っ」
「ねえ、見せて?リヴァイさんのパンツ」
「…ばか……!」

なんだかんだ言ってリヴァイさんは俺に甘いのだ。
案の定腰に手を回しても取り払おうともしないところ、なんと見せてくれるらしい。

後で殺されないことを祈りながらゆっくりベルトを外していく。
カチャカチャという音が恥かしかったらしいリヴァイさんは俺の身体で耳を塞ぐように顔を押し付け、くぅ…っと小さく鳴いた。
そんな破壊衝動を煽るような声に耐えながら、ベルトの次にスラックスを脱がしにかかった。

「ぁ……」

バサリ、多少の重量感がある乾いた音。
白くて柔らかい太腿に手を滑らせ、その触り心地を堪能しながらリヴァイさんの耳に甘く噛みついた。

「んっ!こ、の…それは違うだろって……!」
「違わないですよ…可愛い、リヴァイさん」
「ひぁ、」

耳穴に舌をねじ込むと触れた太腿がびくりと跳ねてしっとりと汗ばんできた。
そのままゆっくりと上へ這い上がらせた手が少しざらついた感触を掴んだ。
布のような、というかパンツ。
散々リヴァイさんで弄んだ後に視線だけを下げ、小さくて白い尻を収めたパンツをカタチだけでも確認しようと。

ボクサータイプの健全な黒いパンツ…いや、男子のパンツに健全とかないかもしれないけれど。

「もういいだろ…?」
「んー、まだ足りないかなあ」
「はッ!?おま、ふざけんな…!」
「リヴァイさんだって、このままじゃ辛いでしょう」
「……もう…すきにしろよ…っ」

黒いパンツの中心は厭らしく盛り上がり、布地より少し濃い染みを作ってしまっていた。

これがなにを物語っているかなど解りきっている。
俺がこうさせてしまった以上、俺が責任を取らねばならない。そうでしょう?

脱力したリヴァイさんの身体をソファの上に仰向けで寝かせ、パンツに指を引っかけ下に引きずり下ろした。


―――


やまなし落ちなし意味なし。
なんかいいタイトルだと思ったらどこまでもくだらないお話でした

久々の更新がこんなんですいません


あと ついったーはじめました
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