06/21の日記

03:28
んー
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愛に銃創喰らいこの身が水面に滲んでも
どうか君だけは
微笑んでいてほしいと願った
―――銃爽

彼の者は今も眠り続ける
紅に見守られながら
あの日あの瞬間から彼の時間は
止まったままだ
彼の最後の願いは何だったのだろう
尽きることない紅の微笑み
まぶたの裏…眠り続ける今でさえ
はっきりと見えるそれは…願い
再び目覚めることではなく
たった一人の肉親の微笑みを
望み、願い、想った
幼い頃に見た、太陽の如く笑顔ではなく
年を経て見た、月の如く微笑み
嫋やかで、儚く、触れがたいそれは
心に溶け込み、その瞬間…
あらゆる緊張はほぐされる
そんな微笑みを…願った

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