夢のまた夢1
□柔にぃと蝮ねぇの喧嘩
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「おーい、名無しさんー?どこにおるんやー?」
頭を撫でてもらって、柔にぃと世間話とかして、少し立った頃。
遠くの方で、あてを呼ぶ蝮ねぇの声がした。
「あっ!蝮ねぇや!」
「名無しさん、家におらんと思ったら、またこないな所におったんか。申の家なんぞにいったらあかんてなんべんも言っとるやろ」
「なんでー?柔にぃ優しいで!」
「優しいわけないやろ、こんな猿が。早よ帰るで?」
そう言って、蝮ねぇに手を掴まれた。
「ちょっと待ちぃ、蝮。名無しさんは俺とおりたい言うとるんや。無理矢理帰らすなや」
柔にぃが蝮ねぇを睨む。
「はぁ?申の分際で何言うとるん。申に触れとったら、名無しさんは汚れてしまうわ。」
「あぁ⁈なんやとこの蛇女ぁ!」
また蝮ねぇと柔にぃの喧嘩が始まってしもた…
なんで柔にぃと蝮ねぇはいつも喧嘩するんやろ?