+Dream1(〜2013.10)+

□酔ったみたい【SANDEUL・甘】
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『うーわっ! なにこれ、ちょー美味しい』
『あー! 美味しい』
『えーんこれも美味しい〜〜!!!』

ひと品食べるごとに、大きなリアクション。
そこに嫌味がなくて、何回聞いても笑顔になってしまう。

2人分用意していたけど、
私は食べなくても、
美味しそうにバクバク食べるサンドゥルを見ているだけで満足だった。


チキンを手で食べ、
指についたソースを舐める。
そしてまた無我夢中で食べだす。

口がパンパンなのにさらに詰め込む。

結果喉に詰まらせて咳き込む。


……笑



「はい、飲んで(笑)」

大げさにドンドンと胸を叩きながら涙目で私が差し出す飲み物を受け取る。
それも豪快に一気飲み。
あーあ……笑




ひと通り食べきった彼はやっと落ち着いたみたい。
お腹をさすりながら満足気な顔。


『ほんと全部美味しかった〜!』

「よかった(笑)こんだけ食べてもらえると本当に作った甲斐があるよ」

『もーヌナといたら僕太っちゃうよ! ジニョンヒョンに怒られる!』

「アハハ、あたしもさっき思ってた(笑)ジニョンくんに怒られちゃうなーって」

『ヒョンは自分が太らない体質だからって厳しいんだ! 太りやすい体質の僕の気持ちが理解できないんだよ〜……』

「こんどはもう少しダイエットに適したメニューにするね(笑)」

『わーい! でも美味しくて結局いっぱい食べちゃうかも!(笑)』



なんて、くだらない話をして過ごす時間。
普通の恋をしていれば、普通のことかもしれないけれど、
私達にとってはとても貴重な、大切な時間。
それはお互い感じているはず……
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