short novel
□神の気まぐれ
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だが、普通の猫でないのは明らかだ。
普通のネコは・・・神気を纏っては
いない。
というか、神気抑える様子ないし、瑠璃色の瞳だし・・・。
それにさっきの声・・・。
「お、お久しぶりです・・・。
高淤神・・・。」
「なんじゃ。
そんなに驚くことか?」
左の前足を毛づくろいしながら答える、高淤神。
なんだかとても・・・。
(型にハマりすぎてる気が・・・)
そう思った瞬間、首がめり込んだ。
「アダッ!」
「しばらく借りるぞ。」
「・・・・・・はい。」
高淤神がとっかかりもなく、頭に乗って言った。
さっきめり込んだのは、この衝撃か・・・。