SECOND TIMES
□奪われたもの
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学校
今は一時間目と二時間目の休み時間
『眠い……』
「一時間目がっつり寝てるやつがよく言うぜ」
一護が私の顔を覗く
『因みに二時間目も寝る予定だ』
「堂々と宣言するなよ」
「みなさんおはよう!」
あ、ルキアさんだ
『アレ?ルキアさん居なかったのか』
「寝てたから気づかなかったんだろ」
なんたる不確
「あおはよう朽…「朽木さァん!!今日も素敵っス♥」
クラスメイトの水色くん…だっけ?の声を遮り浅野(多分)さんがルキアさんに声をかける
それはもう、気持ち悪い笑顔で
「めずらしいね、遅刻なんて。しかも冬服…?」
「ええちょっと家の用事で…」
水色(多分)くんの質問に、相変わらずのお嬢様対応で答えるルキアさん
「ところで黒崎くん…ちょっといいかしら?」
「あ?何だよ用があるならここでイうッ!?」
ドス
嫌な音とともに、一護の腹にルキアさんの拳が入った
うわー、いたそー
「だ…大丈夫?黒崎くん!たいへん!保健室に行かなくちゃ!」
ずるずると引きずられる黒崎一護
ちょっとかわいそうだと思った