SECOND TIMES
□欠片
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翌週水曜
7:31 pm
「一体何が始まるんだろうな!」
『うん…そうだねルキアさん』
ルキアさんにお祭りがあるらしいと誘われ、お祭り事が好きな私はホイホイと着いていったのだが……
これ、祭りじゃなくて先週言ってた生放送じゃねーか!!
「どうした?暗いなぁ旭!ボハハハハーッ!」
『アハハハハー………』
ルキアさんは祭りじゃないこと分かってないみたいだし。まぁ楽しそうだから良いけど
「む、一護」
人混みの中に目立つオレンジが見える
ルキアさんが走っていくので着いていく
「どうした!暗いぞ一護!ボハハハハーッ!」
『……』
一護にまでそれやってんのかよ
「ホレホレ何をそんなしかめっ面をしている!」
「ウルセーないつもだよ!つか、椎名も来たのな」
『不本意ながら』
「私が連れてきたのだぞ」
そう言うルキアさんはなんだかニヤニヤしている。それを見た一護の顔は少し赤い。
「っ!ルキア!」
「貴様はいつも学業と死神業の両立で疲れておるだろう。この機会にうんと羽根を伸ばしておけ!」
『だそうだ、一護』
「…ときに…これは一体何の祭りなのだ?」
「全然わからずについてきたのかてめえは!?」
ルキアさん。やっぱり分かってなかったのね
『…帰る』
「はぁ?」
いやだって祭りじゃないし
「旭!貴公も楽しんでいったらどうだ?」
『楽しむって…心霊番組興味ないからなー』
ルキアさんの問に答える
「何っ、心霊番組?……これは祭りだろう?」
『あー、ダメだ。一護説明パス。で、帰って寝る』
「はぁ!?オイ!」
一護の言葉は無視し、私は去った