SECOND TIMES
□そろわず
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あれ?ここは
目を開けると、自分は浮かんでいた
直ぐに夢だとわかる
いつもの夢じゃないなんて珍しいな
でも場所は同じらしい。夢で何度もみた森の風景だ。
『……、。気づかないとでも?』
? 下に居るのは自分?
でも、みたことのない格好だった
白い着物
「………、。…、…」
『ははは。貴方に誉められても嬉しくない』
もう一人居るらしい
でも分からない。真っ黒に潰れててわからなかった。声も聞こえない
『ーー!!っ』
ぶわっ と風が強く吹いた
私の声も聞こえない
ねぇ、私は何て言ってるの?
相手は誰?
ねぇ
"知りたいでしょう?"
この、声…
"なら早くおいでよ"
あなたは、何か知ってるの…?
"迎えに来てよ主"
え……
途端に私の中に文字が浮かんだ
"待ってるから"
声が消えると同時に私も追うように意識が消えた
『くっぁ!…!』
下では少女が血を滴らせて倒れていた