永遠狂想曲

□1小節目
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「えぇぇぇ…。」
目が覚めた。時計を見るとお昼。なんで起こしてくれなかったの母さん、学校遅刻だよ。てか今日何日?!入試!
そこでふと気づく。
「えっ…冬じゃ、ない……?」
私はいつの間に人間をやめたのでしょうか。冬眠なんて普通しないだろ。
「ウソ…どうしよう……大学、受かるどころか試験すら受けてない…。」
もうお先真っ暗。ほんとヤバいよ、私死ぬの?この学歴社会のご時世、高卒なんてクソだよクソ。いや、高卒でも立派に働いてる人はいるけど。私がそんなことできるわけがない。平々凡々な人間だもの。みつを。
「……寝よう。」
きっと夢だ。そう、夢。夢じゃなきゃやってらんない。眠くないけど、寝なきゃ。夢の中で寝たら起きれるっていうしね!
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