企画内容1:『猫、時々ヒト』(夢)

□項目1
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【極一般的な中学三年生】

そんな称号が与えられてもいいぐらいに平凡な毎日を送ってきた私だ
勉強も平均
スポーツも普通
見た目だって特別可愛くもなければちょっと男っぽいし(見た目、性格とか)

まぁ猫とかアニメが好きとかそういうのをのぞけば
悪く言えば
付き合い悪いし
地味
そんなところだろうな
だからといって別に周りを気にしているわけじゃないし
いいんだけどさ

ただ、暇
こんな平凡すぎる日常をなんとか変えてみたかった
でもそんな勇気も持ち合わせてはいないし
普通に生活するしかなかった
さて今日も一日が終わった
愛しのサトシ(猫)でもめでて今日一日の疲れを癒してもらおうじゃないかか

『うぅ〜い、サトシ帰ったよー』



あれ、返事がない
いつもならにゃあっていって迎えにくるってのに

『寝てるのかな…おーい』
家の中を探してみる
あ、ちなみに親は仕事中ですね

にしてもどこにもいない
サトシのお気に入りの窓辺
お風呂場にある水飲み場
いつも寝ているわたしのベットの上
タンスの上…

いない

前にもいないって騒ぎにはなってひょっこりでてきたから
まぁ、大丈夫か

と、思ってリビングに戻ったら

『…』
え……と





『穴』
穴だ
穴が開いている
なぜなんだどうツッコめばいいんだ
寝室いって、リビングにもどってきたらこれだ



綺麗な丸だ
まさしく●こんなかんじで開いている
とりあえず覗いてみた


『下は見えない、ね』
深いのかなんなのか、真っ黒だ

いやなんか、嫌な予感がした
サトシ…ここに落ちた…とかないよね
ううう、気になるけどスルーしよう無視した方がいいに決まってる

[ありゃあ?なんだ入らないのぉ?]

『!?なっ…、だ、誰…』
上から声が聞こえた
だからなんだとみてみれば女の子…、いや、あの格好はなんだ?

忍者…?

[っよ…とぉ、こんにちはぁしあさんっ]
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