幻の7人目
□見学
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次の日、早速バスケ部の見学に行った。
「あら。早速来たわね。
神崎さん。」
『…どうも。』
声をかけてきたのは昨日会った女の人だった。
「あたしの名前は相田リコ。
よろしくね。神崎さん。」
私は頭を軽く下げた。
「そういえば、ずっとフードをかぶっているけどはずさないの?」
『えぇ…。少し訳ありで…。』
私はフードを深くかぶりなおした。
まだフードをはずせない。
…その時が来るまでは…。
ピー!
練習が始まったようだった。
…メニューは普通の所よりも上ってとこかな。
でも…選手達の能力が低い。